Last Updated on 2026年1月7日 by けん実おじさん
- 「YouTubeで見た投資法、本当に信じていいの?」
- 「簡単そうに見えるけど、落とし穴はないの?」
投資系YouTubeチャンネルを見ていると、そんな不安がよぎることはありませんか?
特に、登録者数数百万人を誇る「両学長 リベラルアーツ大学」の教えは、あまりにシンプルすぎて逆に疑いたくなるかもしれません。
こんにちは。「おじさんの堅実な資産形成ノート」運営者、総務一筋15年のけん実おじさんです。
私は仕事柄、稟議書や財務諸表をチェックする「監査」の視点を持っていますが、結論から言えば、両学長の提唱する投資術は、企業の財務戦略としても極めて合理的で、再現性が高い「正解」です。
この記事では、人気動画のエッセンスを、総務部の厳格な監査基準で再検証し、私たちが実践すべき「失敗しない投資の鉄則」として再構築します。
第1章:【財務監査】投資は「余剰資金」でやるべき論理的理由
まず、投資の前提条件について監査します。
両学長は「生活防衛資金を貯めてから投資せよ」と説きますが、これは正しいのでしょうか?
総務の判定:【承認(必須事項)】
企業経営において、手元の現預金が尽きることは「黒字倒産」を意味します。
家計も同じです。
明日、病気や失業で収入が途絶えた時、投資信託を取り崩して生活費にするのは、「暴落時に資産を安値で売る(損切り)」という最悪の経営判断につながります。
【確保すべき生活防衛資金の目安】
- 会社員: 生活費の3ヶ月〜6ヶ月分(失業保険があるため)
- 自営業: 生活費の1年分以上(保障が薄いため)
まずはこの現金を確保すること。
これが、投資という戦場に出るための「防弾チョッキ」となります。
この準備なしに戦場に出る稟議は、私は却下します。
第2章:【商品監査】S&P500 vs 全世界株式(オルカン)
次に、投資対象の選定です。
動画では「S&P500(米国株)」や「全世界株式(オルカン)」が推奨されていますが、どちらを選ぶべきでしょうか?
1. S&P500(米国株式):【成長性重視】
- 特徴: 世界経済の中心である米国企業500社に集中投資。
- メリット: 過去の実績ではリターンが最強。AppleやMicrosoftなど「勝てる企業」の集合体。
- リスク: 「米国一強」が崩れた時に弱い。為替リスク(円高)の影響をダイレクトに受ける。
2. 全世界株式(オルカン):【安定性重視】
- 特徴: 米国を含む世界約50カ国に分散投資。
- メリット: 「自動リバランス機能」が最強。もし将来、インドや中国が米国を抜いても、ファンド内で勝手に投資比率を調整してくれる。
- 総務の視点: 「未来を予測したくない人」にはこちらが最適解。 どの国が勝っても恩恵を受けられる「負けない構造」を持っています。
結論:どちらでも合格点
どちらも「低コストなインデックスファンド」であり、ボッタクリ投資信託とは雲泥の差です。
「攻めの米国」か「守りの全世界」か。
自分のリスク許容度(性格)に合わせて選べば、どちらを選んでも及第点以上です。
第3章:【コスト監査】手数料と税金は「確実なマイナス」
投資のリターンは不確実ですが、コストは確実に発生します。
ここを削ることは、利益を出すことと同義です。
1. 信託報酬(手数料)の基準
- 合格ライン: 年率0.2%以下(eMAXIS Slimシリーズなど)
- 不合格: 年率1.0%以上(銀行窓口で勧められる商品など)
たかが1%と思うなかれ。20年運用すれば、数百万円の差になります。
総務部として、無駄な経費(高コスト商品)は一切認めません。
2. 税金の最適化(NISA・iDeCo)
通常、投資の利益には約20%の税金がかかります。
しかし、「新NISA」を使えば、これが恒久的にゼロになります。
これは国が用意した「最強の節税スキーム」です。
これを使わずに課税口座で投資するのは、会社で言えば「経費精算を忘れて自腹を切る」ようなものです。
第4章:【運用監査】「少額・積立」が最強のリスクヘッジ
最後に、買い方についてです。
「暴落が怖い」「いつ買えばいいか分からない」という悩みに対する答えはシンプルです。
ドル・コスト平均法の魔力
毎月、決まった日に、決まった金額(例:3万円)を自動で買い続ける。
これを「ドル・コスト平均法」と呼びます。
- 高い時: 少なく買う
- 安い時: 多く買う
これを自動で繰り返すことで、平均取得単価を下げることができます。
暴落時は「安くたくさん仕込めるバーゲンセール」に変わります。
感情を挟まず、機械的に積み立てる。
この「自動化」こそが、メンタルを守り、資産を育てる最大の秘訣です。
まとめ:投資は「ギャンブル」ではなく「事業」である
いかがでしたか?
人気YouTuberの教えを監査した結果、そこには「企業の財務管理に通じる普遍的な真理」がありました。
- 現金を確保し(資金繰り)
- 優良な指数を選び(事業選定)
- 低コストで(経費削減)
- 淡々と積み立てる(継続的投資)
これができれば、投資は怖いギャンブルではなく、あなたの人生を支える「堅実な事業」になります。
おじさん世代の私たちに残された時間は、若者ほど長くはありません。
しかし、「資金力」と「知識(経験)」という武器があります。
焦らず、一歩ずつ、王道の投資を実践していきましょう。
【総務部・推奨参考文献/データソース】
- 両学長 リベラルアーツ大学(YouTube/書籍『お金の大学』)
- 金融庁:NISA制度概要
- 三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim」交付目論見書


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