【総務部監査報告】SBI証券 vs 楽天証券、2026年の正解はどっちだ?激動の1年を総括し、新年の「最適解」を決定する

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【監査報告】サービス・ツール評価

Last Updated on 2026年1月7日 by けん実おじさん

「SBIと楽天、来年はどっちを使えばいいですか?」

年末の忘年会シーズン、部下からよく聞かれますが、その質問は「業務内容を聞かずに、来期のPCはWindowsとMacどっちにしますか?」と聞くのと同じくらいナンセンスです。

こんにちは。「おじさんの堅実な資産形成ノート」運営者、総務一筋15年のけん実おじさんです。

2025年も終わろうとしていますが、この1年で証券業界の地図は完全に塗り替わりました。

SBI証券は「プロ仕様のコスト削減とIPO」を突き詰め、楽天証券は「経済圏と使いやすさ」で完全復活を遂げました。

この記事では、ネット記事にありがちな表面的な比較ではなく、企業のコスト管理を担う総務の視点で、2025年の実績と2026年の最新仕様を徹底監査し、あなたにとっての「来年の最適解」を論理的に導き出します。


第1章:【コスト監査】「日本株無料」は前提。差がつくのは「米国株」だ

まず、コスト(経費)の監査です。

両社ともに、国内株式の売買手数料は「完全無料(0円)」が当たり前になりました。

ここで悩む時間は無駄です。

為替コストで見る「隠れ経費」

2026年も引き続き、新NISAの成長投資枠で米国株(NVIDIAやAppleなど)の人気は続くでしょう。

米国株を買うには「日本円→米ドル」への両替が必要ですが、ここに「隠れたコスト(スプレッド)」が存在します。

  • 楽天証券: 片道25銭(1ドルあたり)
  • SBI証券: 片道0銭〜6銭(住信SBIネット銀行経由)

総務の指摘:

「たかが20銭」と侮ってはいけません。100万円分両替すれば2,000円以上の差になります。

長期的に米国株や米国ETFを頻繁に取引するつもりなら、為替コストを極限まで圧縮できるSBI証券が「コスト効率」において圧倒的に優秀です。

この稟議はSBIで通します。


第2章:【還元率監査】「ポイ活」の皮を被った「選別」は定着した

次に、皆さんが大好きな「ポイント還元(クレカ積立)」です。

2025年を通じて、「富裕層のSBI、庶民の楽天」という棲み分けが完全に定着しました。

SBI証券:条件厳格化という「踏み絵」

かつて「還元率5.0%」で最強と言われた「三井住友カード プラチナプリファード」ですが、現在は「年間300万円以上カードを使う人」でなければ、最大の恩恵を受けられません。

  • 年間利用300万円未満: 還元率が低下(事実上の改悪)
  • 年会費: 33,000円(税込)

投資のために無理して買い物をするのは本末転倒です。

このカードを「経費」としてペイできるのは、一部の高所得者に限られます。

楽天証券:上限緩和と「わかりやすさ」

一方、楽天証券は2025年にクレカ積立の上限を月10万円に引き上げ、楽天カードさえあれば「無条件」でポイントが付くシンプルさを維持しています。

  • 還元率: 0.5%〜1.0%(カードランクによる)
  • 使い道: 貯まったポイントを、そのまま投資信託の購入に充当できる(再投資効率が高い)。

総務の判定:

年間300万円以上決済する「エリート層」ならSBI一択。

そうでない一般的な家庭なら、条件を気にせず淡々とポイントをもらえる楽天証券の方が、管理コスト(脳のメモリ)を節約できます。


第3章:【金利監査】楽天銀行は「最強の金庫」として機能したか?

ここは2025年の大きなトピックでした。

投資をしていない「待機資金(現金)」をどこに置いておくか。

これは資金繰りにおいて極めて重要です。

楽天銀行「マネーブリッジ」の実績

2025年3月から引き上げられた、楽天証券と連携(マネーブリッジ)した楽天銀行の普通預金金利「年0.20%(税引前)」。

メガバンクの金利が多少上がったとはいえ、依然として0.1%台が中心の中、この数字は破格です。

暴落を待って現金をプールしておく場所として、楽天証券×楽天銀行の組み合わせは2026年も「最強の金庫」として機能します。

一方、SBI証券(住信SBIネット銀行)も金利競争に追随していますが、楽天ほどの「無条件・好金利」のインパクトはありません。


第4章:【機会監査】「IPO」と「ツール」の決定的な違い

最後に、チャンス(機会損失)の観点から比較します。

IPO(新規公開株):夢を見るならSBI

「宝くじ」のようなIPO投資。これに関しては、2025年の実績を見てもSBI証券が「主幹事数」で圧倒的でした。

さらに、SBIには「IPOチャレンジポイント」という独自システムがあります。

抽選に外れてもポイントが貯まり、それを貯め続ければ「いつか必ず当たる」という仕組みです。

楽天証券は「完全平等抽選」ですが、取扱数はSBIに劣ります。

アプリの操作性:ストレスフリーな楽天

毎日の業務効率(操作性)で言えば、楽天証券のアプリ「iSPEED」の圧勝です。

一つのアプリで日本株も米国株も管理でき、直感的です。

SBI証券は「日本株アプリ」「米国株アプリ」などが分かれており、画面もプロ向けで複雑です。初心者が触ると、操作ミスのリスクがあります。


第5章:【最終結論】総務が承認する「2026年の使い分け」戦略

以上の監査結果から、両社の特徴を整理します。

比較項目SBI証券楽天証券
コスト(米国株)◎ 最安(為替手数料激安)△ 普通
ポイント還元◯ 高還元(ただし条件厳しい)◎ 安定(誰でも恩恵あり)
銀行金利△ 普通◎ 0.20%(最強)
IPO実績◎ 業界No.1(ポイント制度あり)◯ 平等抽選
アプリ操作性△ 複雑・プロ向け◎ 初心者でも直感的

総務部からの「決裁案」

どっちか一つを選ぶ必要はありません。

「いいとこ取り」をするのが、最もリスクが低く効率的な運用です。

プランA:投資初心者の「王道ルート」

  • メイン:楽天証券
    • 新NISA(つみたて投資枠)で月10万円クレカ積立。
    • 画面が見やすいので、日々の資産チェックはここで行う。
    • 待機資金は楽天銀行(金利0.2%)に置く。

プランB:投資中級者の「二刀流ルート」

  • メイン:楽天証券(NISA・積立・資産管理用)
  • サブ:SBI証券(特定口座・IPO用)
    • 米国株(個別株)は、為替コストの安いSBIで購入。
    • IPOの申し込みはSBIから行い、チャレンジポイントを貯める。
    • 三井住友カードの「100万円修行」などの決済用として活用。

結論:

「普段使いの楽天、ここぞという時のSBI」

口座開設はタダです。維持費もかかりません。

まずは、アプリが使いやすく、金利メリットが即座に出る「楽天証券」でスタートし、慣れてきたら「SBI証券」を追加して、IPOや米国株に挑戦する。

これが、私が提案する最も堅実で無駄のない資産形成のロードマップです。

2026年も、賢くツールを使い分けて、着実に資産を積み上げていきましょう。


【総務部・推奨参考文献/データソース】

  • SBI証券「ゼロ革命」および為替手数料規定
  • 楽天証券 ニュースリリース(金利改定・クレカ積立上限変更)
  • 各社IPO取扱実績データ(2025年版)

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