Last Updated on 2026年1月7日 by けん実おじさん
「老後は退職金と年金でなんとかなる」
もしあなたが、まだそんな昭和の幻想を抱いているなら、この記事は耳が痛い話になるでしょう。
こんにちは。おじさんの堅実な資産形成ノート、運営者の「けん実おじさん」です。
私はこれまで15年間、中小企業の総務部で給与計算や退職金の手続き実務を行ってきました。
その現場から言わせてもらうと、日本人のマネーリテラシーの欠如は、もはや「経営危機」レベルです。
多くの人が「投資は怖い」「損をしたくない」と言って銀行預金にしがみついていますが、総務の視点で見れば
「インフレで価値が目減りする日本円を、金利0.001%で塩漬けにしている」ことこそが、最大のリスク(損失)
です。
この記事では、現場で多くのお金を見てきた私が、40代が今すぐ資産形成を始めなければならない理由を、感情論抜きで「論理的」に解説します。
これは勧誘ではありません。あなたの家計を守るための「業務命令」だと思って読んでください。
1. 【現状監査】なぜ40代からの投資が「必須科目」なのか?
まず、現状認識(アセスメント)から始めましょう。
なぜ今、国がNISAやiDeCoを必死に推進しているのか。
それは
「国も会社も、もうあなたの老後を完全には保証できないから、自分でやってくれ」
というメッセージに他なりません。
総務として現場を見てきた私が、残酷な「2つの真実」を突きつけます。
① 中小企業の退職金は「激減」している
あなたは自社の退職金規程を読んだことがありますか?
かつて日本企業は「退職金2,000万円」が標準と言われていましたが、それは大企業の話、あるいは昔話です。
私が実務で見る中小企業の現実はもっとシビアです。
勤続年数や基本給の伸び悩みにより、想定していた額の半分にも満たないケースを何度も見てきました。
「退職金で住宅ローンを完済して、残りで悠々自適…」という計画は、多くの場合、計算ミスで終わります。
② 「銀行預金」は安全資産ではなく「確実な敗北」
「元本保証だから銀行が良い」という人がいますが、これは「額面」しか見ていない素人の発想です。
- インフレリスク: 物価が上がれば、お金の価値は下がります。今の100万円は、20年後の100万円と同じ価値ではありません。
- 機会損失(Opportunity Cost): 世界経済が成長しているのに、そこにお金を置かないことは、相対的に貧しくなっているのと同じです。
総務的に言えば、
「会社の資産を、利益を生まない倉庫に30年間放置している」ようなものです。
そんな担当者がいたら、私は即刻更迭します。
2. 【損益分析】40代で後悔した私の「1,000万円の機会損失」
偉そうなことを言っていますが、私自身もかつては「投資アレルギー」を持つ普通のおじさんでした。
そして今、猛烈に後悔しています。
「もっと早く始めていれば…」の代償
私が投資を始めたのは遅かった。
もし、社会人になった20代の頃から、月3万円だけでもS&P500(米国株)などのインデックスファンドに積立投資をしていたらどうなっていたか。
歴史的な平均リターン(年利5〜7%)でシミュレーションすると、40代の今頃には、何もしなくても1,000万円以上の差がついている計算になります。
「知らなかった」というだけで、1,000万円をドブに捨てたのと同じです。
これが、私があなたに「1日でも早く始めろ」と口を酸っぱくして言う理由です。
時は金なり(Time is Money)と言いますが、
投資の世界において「時間」こそが最強のレバレッジ(武器)
なのです。
3. 【リスク管理】投資を「ギャンブル」にしないための鉄則
「でも、暴落して損するのが怖い」 その感情は理解できます。
しかし、それは投資を「ギャンブル」と混同しているからです。
私は総務部で、会社のリスク管理も担当しています。
投資も同じです。
適切なリスク管理規定(ルール)さえ守れば、それはギャンブルではなく「堅実な事業」になります。
鉄則①:個別株の一本釣りは禁止(分散投資)
初心者がやりがちなのが、聞いたことのある会社の株を1つだけ買うこと。
これは「全財産を一つのカゴに盛る」行為で、リスク管理規定違反です。
世界中の優良企業にまるごと投資する「投資信託(インデックスファンド)」を選べば、1社が倒産しても影響は軽微です。
鉄則②:短期売買は禁止(長期保有)
デイトレーダーのように画面に張り付く必要はありません。
むしろ、張り付いて売買を繰り返す人ほど負けます。
「毎月定額を、自動で積み立てて、あとは忘れる」 これが過去のデータ上、最も勝率が高い方法です。
総務の仕事と同じで、「ルーチンワーク化(自動化)」して淡々とこなすのが正解です。
4. 【ベンダー選定】総務が承認する「証券会社」の選び方
さて、具体的にどこで始めるかです。
会社で取引先を選ぶ際、私は「コスト」と「信頼性」を厳しく審査します。
その基準で選ぶなら、銀行の窓口に行くことだけは絶対に認めません。
なぜ銀行の窓口は「不採用」なのか?
銀行員は「あなたの資産を増やすプロ」ではなく、「銀行の手数料収入を増やすプロ」だからです。
彼らが勧めてくる投資信託は、購入手数料や信託報酬(管理コスト)が高い商品ばかりです。
私が稟議を通す(おすすめする)のは、「ネット証券」一択です。
総務推奨:SBI証券 または 楽天証券
理由はシンプルに「コスト(固定費)の削減」です。
- 手数料: 売買手数料が無料、または業界最安水準。
- 商品ラインナップ: 金融庁が認めた「つみたてNISA」対象の優良商品が豊富。
- ポイント還元: 投資しながらポイントが貯まる(これは企業の経費削減と同じ効果があります)。
口座開設はスマホで完結します。
「面倒くさい」と言っている間に、また機会損失が発生していますよ。
5. 【最終通告】今日動かない人は、一生動かない
厳しいことを言いましたが、これは40代の同世代であるあなたへのエールです。
40代は、教育費や住宅ローンが重くのしかかる時期です。
しかし、まだ老後までは20年あります。
今から始めれば、複利の力を使って資産を育てることが十分に可能です。
【本日のTo Doリスト】
- ネット証券の口座開設を申し込む(所要時間:10分)
- 家計の無駄な固定費がないかチェックする
- 少額(月5,000円〜)から積立設定をする
「勉強してから始めよう」ではなく、「走りながら学ぶ」。
これはビジネスの鉄則であり、資産形成の鉄則です。
あなたのバランスシートが改善することを、心から願っています。
まずは、口座開設という「第一歩」の稟議書を、あなた自身の手で決裁してください。

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